一般社団法人東京科学機器協会70年の歩み

戦後の昭和20年10月、商工省の要望により業界団体の設立準備に入ります。
この年12月、わが国の科学機器業界の中核として、一般社団法人東京科学機器協会の前身となる日本理化学機器協会が設立されました。
日本理化学機器協会は、昭和23年、日本理化学機器商工会に組織を変更。
昭和35年、各地区を単一組織とし東京地区は、東京科学機器協会 となります。
また、全国は連合会組織となりました。

東京科学機器協会の会誌「NRK」登場

昭和23年7月、東京科学機器協会の会誌「NRK」が戦後初めて登場します。
会誌は、昭和35年7月、名称を「科学機器」に変更。
協会が毎月発行して全国の会員に配付しました。

 

 

会誌「科学機器」

会誌「科学機器」は、平成7年4月、表紙をカラーにして見やすい大きさに変更。また、表紙デザインも一新して業界内の最新情報や製品広告を掲載するようになりました。

「科学機器」は、全ての会員と関連団体・関係省庁にも配付し、情報の提供と交流を図りながら今日に至っています。

 

理化学器械の製品カタログ「T.R.Kカタログ」

理化学器械の製品カタログ「T.R.Kカタログ」は、「N.R.Kカタログ」に名称を変更。
さらに昭和40年、「SIA科学機器総覧」として刊行されました。

 

全日本科学機器展

第一回全日本科学機器展 は、昭和35年11月、大手町の都立産業会館で開催。

展示会の会場は、昭和46年10月の第11回から晴海の東京国際貿易センターに移りました。


第11回全日本科学機器展では、同時に、科学機器総覧[第1版] を初めて刊行。
会場では、製品2457点を収録した世界に類のない科学機器資料集を求め、来場者が殺到し、汗だくで配付した時期でもありました。

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ayumi13 平成8年、展示会会場は、東京ビッグサイトに移ります。
5万人を超える入場者が訪れ、盛況に行われる。
また、平成14年から、全科展in東京2002と名前を変更。
また、展示会に併せて、ノーベル賞を受賞された田中耕一氏の講演会が行われました。

ayumi15科学機器総覧は、全国各地の研究所や大学の研究室をはじめ、広く産業界のユーザーに無料で配付し、情報収集の便宜に供してきました。
また、平成13年からは、科学機器総覧のインターネット版(http://www.soran.net/)を公開。
利用価値がさらに向上しました。

 

創立記念式典開催

昭和30年10月、協会創立10周年を、続きまして、創立20周年を順次開催。
引続き、創立30周年記念式典・祝賀会を京王プラザホテルで開催しました。

創立40周年記念式典は、帝国ホテルで行われました。

平成7年11月、創立50周年記念式典と祝賀会が帝国ホテルで盛大に行われました。
そして、平成17年11月には、創立60周年記念式典と祝賀会が東京會舘で行われ、盛況の内に終了しました。

 

(一社)東京科学機器協会の組織図

現在の(一社)東京科学機器協会の組織図 [ 平成17年時点 ]
理事会の傘下に5つの委員会があり、さらにほかの部会として、サイエンス部会、SJCがあります。

第60回通常総会

ayumi23平成17年5月、第60回通常総会が、上野の精養軒で行われました。

 

 

会議の一部を、次にご紹介します。

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